・8/25オーケー春日部店
店舗HP
埼玉県春日部市下柳343 ニトリ春日部店
開店初日営業時間9時~21時30分
通常営業時間8時30分~21時30分
売場面積1,827.85㎡(552.92坪)
駐車場167台・無料

◇出店地付近の地図
オーケー株式会社は2026年8月25日、埼玉県春日部市に「オーケー春日部店」をオープンする。
出店場所は「ニトリ春日部店」。オーケーの公式店舗ページでは開店日を2026年8月25日とし、初日は午前9時から午後9時30分まで営業。翌日以降は午前8時30分から午後9時30分まで営業する。売場面積は1,827.85㎡、552.92坪。駐車場167台を備える。
ニトリ春日部店への出店
公共交通機関では春日部駅から「イオンモール春日部」バス停下車徒歩6分、東武野田線藤の牛島駅から徒歩28分。
周辺は幹線道路沿いに大型商業施設が集まる郊外型の商業エリア。今回は新たな単独建物を建設するのではなく、既存のニトリ春日部店へ賃借出店する。オーケー公式サイトでは店舗の「区分」を賃借としている。
家具・インテリアを目的に来店するニトリ利用客との相互集客に加え、周辺居住者の日常的な食品購入需要を取り込む。
食品から医薬品まで取り扱い
取扱商品・サービスとして、お総菜、寿司、ピザ、ベーカリー、食料品、日用品、酒、医薬品などを扱い、セルフレジも設置る。
売場面積約553坪という規模からみても、オーケーの食品スーパーとして一通りの商品構成を揃えた店舗となる。
オーケーは「高品質・Everyday Low Price」を基本方針とし、特定日の特売ではなく、日常的な低価格販売を特徴としている。
沿革と関西進出への契機
1958年:株式会社岡永商店の小売部門として創業
・1967年:株式会社岡永商店より分離し、オーケー株式会社を設立
・1958年(昭和33年): 岡崎物産株式会社(のちの飯田百貨店、現・コモディイイダ)の株式会社岡永商店の小売部門として創業
・1967年(昭和42年): 株式会社岡永商店より分離し、オーケー株式会社を設立
・1970年代~1980年代前半: 大型化や多角化を推進するも、業績が停滞。経営危機を迎えたことを機に、経費削減、什器の簡素化、人員配置の見直しをはじめとするローコストオペレーションの基盤構築に着手。
・1986年(昭和61年): 構築したローコスト構造を原資として、従来の特売(ハイ&ロー方式)を一部廃止。一定の低価格で販売し続ける「Everyday Low Price(毎日が特売)」価格政策へ。
・2008年(平成20年): 9月期以降、実質無借金経営を開始。以降、現在(2026年時点)に至るまで実質無借金経営を継続。
・2021年(令和3年): 近畿圏への足がかりとして、株式会社関西スーパーマーケットに対する株式公開買付け(TOB)を提案。しかし、H2Oリテイリングとの統合を巡る司法判断の結果、買収は不成立に終わる。これを機に関西スーパーマーケットがH2O傘下となり、近畿圏の食品小売市場の再編が加速。同社は戦略を自社単独による新規出店へと切り替える。
・2024年(令和6年): 11月に高井田店(大阪府東大阪市)、2025年1月に西宮北口店(兵庫県西宮市)を開店し、近畿圏市場への本格的な新規出店を開始。冷凍食品などの自社店舗物流網の整備を推進。
・2026年(令和8年): 10月に長吉店(大阪府大阪市)の出店を計画するなど、近畿圏において計7店舗(2027年3月期計画)の連続出店を推進中。
2024年11月には大阪府東大阪市の高井田店を開店して関西へ進出。その後も関東・関西双方で出店を続けている。2026年3月期には15店を新規出店。内訳は関東10店、関西5店。
オーケー春日部店に続き、9月1日には大阪府高槻市で「オーケー高槻赤大路店」の開店も予定しており、2026年度も出店が続く。
同社は2026年度(2027年3月期)中に近畿圏で計7店舗の新規出店を計画
同年度の売上高は7,544億円で前年比110.0%。既存店売上高も前年比106.4%となり、客数103.9%、客単価102.4%と、ともに前年を上回った。
2027年3月期については、今期開店予定の新店売上を含めず8,297億円の売上高予算を設定している。
経費削減の仕組み化と価格政策の確立
同社の歴史上、1970年代の多角化の失敗による経営危機の克服から始まります。
同社はまず、経費削減、什器の簡素化、人員配置の見直しといった「ローコストオペレーションの基盤」を整備しました。 この構造的な低コスト化の実現(あるいは並行した業務制度化)を原資とし、1986年以降に「特売(ハイ&ロー)を一部廃止し、ほぼ一定の低価格で販売し続けるEDLP(Everyday Low Price)」へ価格政策をシフトしました。ローコスト構造という裏付けを前提として、EDLPの推進が行われています。
最新の業績動向(2026年5月公式開示データ)
同社が2026年5月に開示した「第59期(2026年3月期)対処すべき課題と方針」に基づく確定数値、および今期予算は以下の通りです。
第59期(2026年3月期)実績
売上高: 7,544億円(前年比110.0%)
既存店売上高: 前年比106.4%(客数前年比103.9%、客単価102.4%)
新規出店: 15店(関東10店・関西5店)
第60期(2027年3月期)計画
売上高予算: 8,297億円(前年比110.0%、※新店売上は含まず)とし、売上高8,000億円台への挑戦を明記。
財務健全性
2008年9月期以降、実質無借金経営を継続しています(経営目標として『借入無しで年率20%成長の達成』を掲げています)
収益・運営構造(ストラクチャー)の特徴
同社がEDLPを維持するための具体的な調達および運用の仕組みです。
定番商品の厳選と大量調達
同社は、一般的な同規模スーパーが取り扱う品目数(約1万〜1万5千SKU)に対し、定番商品を約半数から3分の2程度(概ね6,000〜8,000SKU)に絞り込んでいます。 特定のカテゴリー(例:特定の調味料など)において、大手ナショナルブランド(NB)の売れ筋1〜2品に絞り込み、他メーカーのマイナー商品は棚に置きません。選択肢を狭める代わりに特定品目の発注数量を増大させ、メーカーから「センター着値(物流センターへの納品価格)」での有利な仕入れ条件を引き出すことで、調達原価を引き下げる構造を構築しています。
競合店対抗値下げによる「地域一番安の保証」
万一、他店の価格(特売等を含む)が自店より安い場合、それに対抗して値下げを行う体制を仕組み化しています。店頭では「競合店に対抗して値下げします」というPOPを掲示して対応します。
「オネスト(誠実さ)」の経営哲学と情報提供
同社の最大の特徴である「オネスト」は、価格政策の枠に留まらない経営の根本思想です。
発想の源流は顧客の購買代理人
創業者である飯田勧氏は、売り手が都合の悪い情報を隠して商品を売り切ろうとする、従来の小売業のあり方に強い疑問を抱いていました。これに対し、「小売業の本質は、生活者の購買代理人である」という定義を下しました。売り手の利益を優先するのではなく、生活者の代わりに目利きをし、正確な情報を提供するという倫理観に基づいています。
オネストカードによる客への情報提供
この思想を具体化したものが「オネストカード」です。商品のネガティブな情報も含め、店頭で誠実に開示します。
品質の開示としての事例は「長雨の影響で品質が落ちています。価格も高騰しているため、数日間は購入を控えるか、他の野菜での代用をお勧めします」
価格情報の開示の事例は「来月からメーカー値上げとなるため、今月中のまとめ買いをお勧めします」
短期的な売上を減少させる可能性があっても、顧客との情報の非対称性をなくすことで、「オーケーの開示情報に間違いはない」という顧客ロイヤルティ(信頼・愛着)を形成することにある程度成功しています。
EveryDay Low Cost(低コスト構造)を担保する業務設計
EDLPを維持するため、本部システム段階から店舗現場の作業が自動的に最小化するように、以下の業務の流れ(プロセス)を設計(アーキテクチャ化)しています。
チラシ廃止による店舗オペレーションの平準化
週替わりの特売チラシを原則として発行しません。これにより、広告宣伝費の削減だけでなく、毎週の棚札(プライスカード)の差し替え、POSデータの登録変更といった「店舗現場における付加価値を生まない作業」を不要にしています。
特売日による客数の極端な変動(山谷)が起きないため、物流の配送効率や店舗の品出し人員の配置が一定(平準化)に保たれ、過剰な人員配置や無駄な残業代を抑制しています。
作業標準化と資材の簡素化
商品は原則として段ボール箱の上部をカットした状態で、そのまま棚に配置する「カットケース陳列」を採用しています。
商品を1品ずつ手で並べる作業(前出し・陳列)を省力化しています。
また、有料レジ袋の早期導入や買い物カゴの回収プロセスの簡素化など、競合他社が利便性や見栄えを理由に躊躇することだが、全店一律のシステムとして実行。
自社物流網(物流センター)の整備
2019年に常温物流3センター、2024年に冷凍物流3センターを立ち上げ、関東圏における自社店舗物流網を確立。メーカーや卸の配送網に頼らず、自社センターへの引き取り(着値買い付け)と自社配送を行うことで、物流費の削減だけでなく、余剰益確保にもつなげる契約を締結しています。
2027年に冷凍、2028年に常温の関東第4センターの稼働を計画しており、さらなる高効率化を進めています(※関西圏においては、当面は出店数の増加を最優先とし、取引先の物流網を活用する方針をとっています)。
↓ 商品については訪問記の中で解説しています。
オーケー社に関する食彩品館.jp記事
(★は訪問記事です)
◇2026年
◇2025年
・2023/07/27オーケー 柏髙島屋ステーションモール店
・2021/11/21オーケー浅草店(台東区)
・2021/11/08オーケー千葉幸町店
・2021/04/24オーケー立川若葉町店
・2021/03/17オーケー登戸店(川崎市)
・2021/02/01オーケー川口芝店(埼玉県)
・2019/08/22オーケー宮崎台駅前計画
・2019/06/19オーケーストア狛江中和泉店
・2019/04/02オーケー王子堀船店
★・2019/04/01オーケー下井草店訪問記
・2019/03/05オーケー調布店(東京都)
・2018/11/18オーケー下井草店
・2018/11/17オーケー土支田店
・2018/11/14オーケー三郷中央店
・2018/09/29オーケー三郷中央店
・2018/04/13オーケー西国分寺店
・201804/12オーケー金沢文庫店
・2018/04/11オーケー池尻大橋
・2018/02/27オーケー鷺宮店(中野区)
・2018/02/07オーケーストア梅屋敷店
・2018/02/06オーケーストア下落合店
・2018/02/05オーケーストア田園調布店
・2018/01/10オーケー金沢文庫店
・2018/01/09オーケー西葛西店 (江戸川区)
・2017/09/15オーケーストア橋場店(台東区)
・2017/06/27オーケー金沢文庫店(横浜市)
・2017/06/01オーケー四つ木店(葛飾区)
・2017/05/02オーケー狛江中和泉店(狛江市)
・2017/01/24オーケー梶野町(小金井市)
・2016/12/17オーケーみなとみらいフードコート
・2016/11/15オーケー高円寺店(杉並区)
・2016/10/26オーケー矢口店(大田区)
・2016/10/26オーケー平野店(江東区)
・2016/10/25オーケー西新井店(足立区)
・2016/10/23オーケー小金井梶野町店
・2016/10/22オーケー西寺尾町(横浜市)
・2016/10/17オーケー北戸田店(戸田市)
・2016/09/24オーケー新子安店(横浜市)
・2016/09/15オーケーみなとみらい
・2016/08/04オーケー西新井店part1
・2016/05/16オーケー戸田駅前店part2
・2016/04/27オーケー北八王子店part2
・2016/04/23オーケー新子安店part2
・2016/04/17オーケー新子安店part1
・2016/04/12オーケー並木店part2
・2016/01/10オーケー高田馬場店・西府店・川和町店part2
・2015/11/04オーケー並木店(横浜市)
・ <3/20予定>オーケー川和町店(横浜市)
・2015/02/05オーケー梶山店part1
・2015/06/06オーケーストア2015年開店予定紹介
・2014/06/12オーケー東戸塚店part1
・2014/05/31オーケー与野店part1
・2014/03/18オーケーストア2014年出店紹介
・2014/02/11オーケー立川富士見町店
・2013/12/15オーケーマーケットスクエア相模原part1
・2013/12/07オーケー逗子店part3
・2013/12/04オーケー逗子店part2
・2013/11/28オーケー草加舎人店part2
・2013/10/10オーケー相模原SC part1
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・2012/12/22オーケーみなとみらいpart1
・2012/06/01オーケー戸塚上矢部
★・2009/12/11オーケー幕張店訪問記
★・2010/11/13オーケー仲池上店訪問記
★・2009/02/23オーケー川口店訪問記

