・9/4ロピア彦根ナフコ店
企業HP
滋賀県彦根市高宮町1525-1
ホームプラザナフコ彦根店2階
営業時間10時~20時
近江鉄道本線・多賀線「高宮駅」徒歩約13分
滋賀県初出店

↓ 改装前(ロピア出店前)

◇出店地付近の地図
【追記・2026年8月20日】
OICグループが「ロピア彦根ナフコ店」を2026年9月4日にオープンすると正式発表。7月16日の第一報では「2026年今秋」としていた開店時期が具体化した。今回のニュースリリースでは開店日だけでなく、彦根店独自の商品や売場構成、店内デザインについても発表されている。
滋賀県初出店
株式会社ロピアは2026年9月4日、滋賀県初となる「ロピア彦根ナフコ店」をホームプラザナフコ彦根店2階にオープン。
彦根市は京阪神と中京圏の中間に位置し、国宝・彦根城や琵琶湖などの歴史・自然資源を持つ湖東地域の中心都市。
↓ 国宝彦根城

OICグループも今回の出店について、地域の日常の食卓を支えるとともに、買物の楽しさを提供する「食のテーマパーク」を目指すとしている。
ホームプラザナフコという既存大型店への出店も、近年のロピアで目立つ出店方法の一つ。
食品スーパーを新築するのではなく、ホームセンターや家電量販店、商業施設など既存店舗のスペースへ入居するケースが増えている。
ロピア側は新規出店に伴う投資や出店期間を抑えやすく、施設側にとっては来店頻度の高い食品スーパーを導入することで集客力を高める効果に期待。
ナフコとロピアの組み合わせも初めてではなく、すでに福岡県などで出店実績がある。
5部門を専門店の集合体のように運営
店舗運営においては、多くのチェーンストアが採用する「本部主導による一括管理」とは異なり、独立採算制の「現場主導型」を採用。
売場責任者へ権限委譲し、 精肉、鮮魚、青果、惣菜などの各部門リーダーが、自部門の仕入れ、価格設定、陳列、販売計画の決定権を持つ。
各店舗の周辺環境や客層、競合状況に合わせて、現場がその場で柔軟に価格や品揃えを決定。
店舗は、それぞれの専門店が集まった「個人商店の集合体」のように機能し、現場の競争意識を促している。
彦根ナフコ店でも、青果「八百物屋あづま」、精肉「肉のロピア」、鮮魚「日本橋魚萬」、惣菜「GOCHISOU marche(ゴチソウマルシェ)」と、それぞれ専門店をイメージした屋号を掲げる。食品部門を加えた5部門で売場を構成。
各部門のチーフが商品の仕入れや選定、売場づくりを担うため、同じロピアでも店舗によって商品構成や売場の見せ方に違いが生まれる。
本部ですべてを一律に決めるチェーンストアとは少々異なり、現場の判断を商品政策に反映させる運営方法をOICグループはアピールしている。
ただし、そうは言っても基本的な品揃えや商品づくりなどは本部主導型。
リリースでの「経営者」アピールはチェーストアとの差異をアピールしているといった印象です。
彦根店から展開する新商品
今回のニュースリリースでは、各チーフの目利きや考え方を生かした「店舗ごとに異なる個性的な商品」を特徴として紹介。
青果部門
「八百物屋あづま」では、関西ロピア独自ブランドの「旨シリーズ」として「濃厚旨かぼちゃ」「旨ピーマン」「旨シャキレタス」などを用意。果物では糖度を基準とした「てっぺんシリーズ」を展開するという。
精肉部門
「肉のロピア」では、オリジナル国産牛ブランド「みなもと牛」を中心に品揃え。
さらに100%ビーフパティを使った「グルメバーガー」、カツサンド専用国産豚を使った「極厚カツサンド」に加え、関西のロピアでは初となる肉質5等級黒毛和牛を店内で焼き上げたローストビーフも販売予定。
1971年に精肉専門店として創業したロピアだけに、やはり精肉は同社を特徴づける部門の一つ。
鮮魚部門
「日本橋魚萬」では「ほぼ海鮮巻き」やアトランティックサーモンなどを展開し、販売だけでなく魚介類の食べ方や調理方法も提案する。
惣菜部門
「ごちそうテルミドール」「もりもりシフォン」「オマールソースのえびびびサラダ」といった新商品を用意。ネーミングも含め、低価格だけでなくボリューム感や見た目の面白さを訴求するロピアらしい商品づくり。
国宝彦根城を取り入れた店内デザイン
彦根店では商品だけでなく内装にも地域色を取り入れる。
彦根城や石垣など、彦根を象徴するモチーフを店内デザインに採用。各部門の専門店らしさを演出しながら、彦根らしさも感じられる売場を目指すとしている。

OICグループはロピアを「食のテーマパーク」と表現
少々宣伝的なキャッチコピーではあるものの、単純に商品を並べて価格を訴求するだけでなく、部門ごとの装飾や商品名、大容量商品、独自商品なども含め、買物そのものを楽しんでもらおうという店舗づくりを示した表現と理解。
平和堂の本拠地・彦根へロピア進出
今回の出店で特に興味深いのが、滋賀県、しかも彦根市への出店という点。
平和堂の本部は彦根市西今町にあり、2026年2月20日時点で同社170店舗のうち84店舗が滋賀県内。文字通り滋賀県を地盤とする食品小売企業。
彦根市には平和堂の大型商業施設「ビバシティ彦根」もある。
ビバシティ彦根は2023年10月に全館改装し、店舗面積約53,504㎡、駐車場約2,500台、専門店100店という規模。食品売場に加え、食品専門店14店を集めた「ビバマルシェ」も展開している。
↓ ビバシティ彦根・平和堂ビバシティ彦根


したがって、ロピア彦根ナフコ店は単なる「滋賀県初出店」というだけではなく、平和堂の本部所在地へ直接進出する店舗でもある。
もっとも、彦根商圏の競争相手は平和堂だけではない。
市内にはメガセンタートライアル彦根店、ラ・ムー 豊郷店、ザ・ビッグエクストラなど価格訴求型の大型食品販売店も存在する。目の前にはフタバヤ彦根店(バロー系)
↓ メガセンタートライアル彦根店



↓ ラ・ムー 豊郷店


↓ イオンタウン彦根・ザ・ビッグエクストラ彦根店


↓ フタバヤ彦根店(バロー系)

精肉を中心とした商品力、大容量商品、独自商品、現場主導の売場づくりなど、「ロピアまで買いに行く理由」をどこまで作れるかが課題。
↓ とび太くん(飛び出し坊や)

ロピアについて
ロピアは1971年に精肉専門店として創業。
その後、青果、鮮魚、惣菜、食品へと販売分野を広げ、現在ではOICグループの中核となる食品スーパーへ成長した。
OICグループは小売だけでなく、食品の生産・製造、貿易、卸、外食などへ事業領域を拡大。「食品総合流通業」を掲げている。
グループ内には輸入・食品卸を担うユーラス、食品製造会社、青果・水産流通企業などがあり、近年は食品メーカーや外食企業のグループ参画も相次ぐ。
このためロピアの商品づくりを見る際には、単にスーパーがメーカーから商品を仕入れて販売するだけではなく、調達、輸入、製造、卸、小売といった食品流通の複数の機能をグループ内に持つこともポイントとなる。
例えばユーラスでは、海外の生産・製造現場からの調達や商品開発を担当。グループ内の小売・外食から得た情報を調達や商品開発へ反映する仕組みを進めている。
また、鶏肉の生産加工会社、食品製造会社、外食企業、ロピアが共同で商品を開発するといった取り組みも実施している。
企業買収を単なる売上規模拡大だけで終わらせず、それぞれの企業が持つ調達・製造・商品開発能力をロピアの商品へつなげられるかが、今後のOICグループを見るうえで興味深いところ。
急拡大するOICグループ
会社名:株式会社OICグループ
本社:神奈川県川崎市幸区南幸町2丁目9番地
設立:1971年4月28日
代表者:代表取締役 髙木勇輔氏
売上高:6,404億円(2026年2月期)
食品スーパーマーケット・食肉専門店・外食店舗の運営に加え、肉加工品、パン、惣菜、調味料などの製造・販売、食肉・青果物の生産・販売、生鮮品・加工食品・酒類の輸出入・卸などを手掛ける。
グループM&A戦略による事業再生
OICグループは、経営課題を抱える同業者や、後継者不足の地方スーパーの買収を通じて事業規模を拡大。
株式会社スーパーバリューの再生
2022年にスーパーバリュー(東証スタンダード上場)を子会社化しました。ロピアの生鮮調達力と店舗運営ノウハウを投入し、不採算であったホームセンター部門や一部店舗の構造改革を実施。
その結果、直近の2026年2月期第1四半期決算などにおいて、経常利益の黒字化を達成。
地方企業の傘下入り
ローカルスーパー(アキダイなど)や、地方の老舗食品メーカー(とら醤油、京都食品など)を傘下に収め、それぞれの地域基盤や製造ラインをグループ全体のサプライチェーン(供給網)へ組み込んでいる。
OICグループの売上高は、2023年2月期3,401億円、2024年2月期4,126億円、2025年2月期5,213億円、そして2026年2月期は6,404億円。
2020年2月期における単体売上高(1,595億円)と比較すると、6年間で約4倍の事業規模に拡大。
この急成長を支えているのは、年間20店舗から30店舗ペースの新規出店、既存店舗の積極的な見直し(不採算店の閉鎖と新規出店への投資)、および地方の食品スーパーを中心とした企業の合併・買収(M&A)。
今後は2026年2月期売上高6,404億円を公表し、2031年度までに売上高2兆円を目標としている。
国内の新規出店だけでなく、2023年には台湾、2026年にはタイへ進出。2026年2月時点の公式発表では、ロピアを全国22都道府県と台湾・タイで計150店舗展開としていた。
その後も国内出店が続き、彦根店のニュースリリースでは2026年8月20日時点で国内25都道府県と台湾を合わせ計165店舗としている。
熊本県初となる「ロピア熊本コジマ店」が8月27日、続いて滋賀県初の彦根ナフコ店が9月4日と、未出店地域への進出も続く。
異業種大型店への出店も増加
近年のロピアでは、自社単独店舗だけでなく既存の大型小売店舗や商業施設へのテナント出店が目立つ。
コジマ×ビックカメラ、ナフコ、島忠ホームズ、ヨドバシカメラ、ミスターマックス、アークランズなど、食品スーパー以外の大型店との組み合わせも少なくない。
彦根ナフコ店も同様に、既存大型店舗の集客力とロピアの日常的な食品購入需要を組み合わせる出店となる。
土地を取得して新築する方法だけではなく、既存商業施設を活用して出店速度を上げることも、現在の店舗拡大を支える一つの方法と思われる。
現金中心からキャッシュレス決済も導入
ロピアは長く現金決済を中心とし、決済コストを抑えることも低価格販売を支える仕組みの一つとしてきた。
一方、2025年3月からは公式アプリを利用したキャッシュレス決済を順次導入。
クレジットカードをレジで直接決済する方式ではなく、公式アプリへ現金やクレジットカード、銀行口座からチャージし、その残高で支払う方式となっている。
ローコスト運営を基本としながら、利用者の利便性にも対応し始めた変化として見ておきたい。
当サイトで購入・確認したロピアの商品
ロピアの商品は店舗や時期によって異なるが、当サイトがこれまで実店舗で確認した商品には、生鮮食品では「生本鮪ブーメラン」「魚萬鮪・はみだし巻」「大ネタ寿司バイキング」「みなもと和牛」「黒毛和牛メガ盛り」「自社工場製造ハム・ソーセージ」などがある。
チルド・冷凍食品では「ディナーピザ」「カルビローラー」「つけめんMASAの魚介醤油つけ麺」「自社製ナゲット&フリッター」「世界のごちそうシリーズ」「やみつき肉餃子・野菜餃子」など。
惣菜・米飯では「うなぎ姿寿司」「うな玉丼」「キンパ」「小林さんちのおにぎり」「小林さんちのナポリタン超絶ミートソース」「ロースカツ重」「モンSTARバーガー」「でっかいチキンカツ」「ロピア肉団子」などを購入・確認している。
その他、「いちごバター」「ロピアドレッシング」「フォロのドレッシング」「にんにくステーキだれ」「ニューヨークチーズケーキ」「アソートマカロン」「ピスタチオ生クリームプリン」など、ロピア独自の商品や特徴的な品揃えも多い。
例えば生鮮食品売場では「鮮度・大粒にこだわった果物」、「生本鮪ブーメラン(赤身、中トロ、大トロ3部位)」,「魚萬鮪・はみだし巻」,「薫煙荒挽ウインナー」,「POKE BOWLSバイキング」、「大ネタ寿司バイキング」,「みなもと和牛」,「黒毛和牛メガ盛り」、「自社工場製造ハム・ソーセージ」「ゴチGOCHIシリーズ」・
チルド&冷凍グロサリーでは,「ディナーピザ(マルゲリータ,クアトロフォルマッジ)」,「ラップサンド,カルビローラー」,「つけめんMASAの魚介醤油つけ麺」,「冷凍たこ焼き」,「自社製ナゲット&フリッター」,「かけるチーズ」,「世界のごちそうシリーズ」,「やみつき肉餃子・野菜餃子」。
惣菜・米飯では「メガ盛りパック」,「テリヤキチキン」,「やみつき肉餃子」,「うなぎ姿寿司」,「うな玉丼」,「キンパ」,「小林さんちのおにぎり」,「大きな皮のせ焼売」,「小林さんちのナポリタン超絶ミートソース」,「ロースカツ重」,「モンSTARバーガー」,「にぎり寿司」,「でっかいチキンカツ」,「キャベツ焼き」,「ロピア肉団子」,「きゃべつメンチカツ」,
グロサリーでは「いちごバター」,「ロピアドレッシング」「フォロのドレッシング」,「バター薫るコーンスープ」,「おつまみジャーキー」,「にんにくステーキだれ」。
菓子やスィーツでは「シュークリーム」,「ニューヨークチーズケーキ」,「今川焼」,「練乳鈴カステラ」,「スパイスケーキ」,「アソートマカロン」,「ピスタチオ生クリームプリン・なめらかチーズケーキ」等々。

何にしても行くとあれこれ買物してしまうのはコストコ同様に「ココでないと買えない商品を販売」しているから。
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