・6/18 業務スーパー知井宮店(神戸物産店名)
・6/18生鮮&業務スーパー知井宮店(藤増ストアー店名)
藤増ストアー知井宮店(島根県出雲市)
島根県出雲市知井宮町973
℡0853-21-1839(藤増ストアー)

↓ 改装前の藤増ストアー知井宮店


以下の説明は一般の方向けを対象とした説明であり、専門家や業界人向けの解説ではありません。
1. 今回のリニューアル(コラボ)に関する解説まとめ
今回の「藤増ストアー 知井宮店」から「業務スーパー知井宮店」への改装は、双方の強みを活かした非常に合理的なビジネスモデルです。
「生鮮&業務スーパー」の仕組み
業務スーパーを運営する「神戸物産」は、もともと冷凍食品や加工食品、海外直輸入のグロサリー(食料雑貨)に圧倒的な強みを持っていますが、生鮮食品(肉・魚・野菜)のノウハウは各地域のフランチャイジー(加盟店)に委ねる方針をとっています。
藤増ストアー(加盟店)側のメリット 自社の強みである「高品質な精肉(しまね和牛など)」の売り場はそのまま残しつつ、その他の加工食品や冷凍食品の売り場を「業務スーパー」の強力な商品力(大容量・低価格)に置き換えることで、劇的な集客力アップを狙えます。
店名の違いのワケ
地元での信頼が厚い藤増ストアー側としては「うちの新鮮な生鮮もあるよ!」とアピールしたいため、店舗看板などには「生鮮&業務スーパー知井宮店」という名称を使います。
一方で、本部の神戸物産側からは、全国一律の店舗管理やマップ検索の利便性を考慮して公式には「業務スーパー知井宮店」と表記されます。
長年地元に根差したお肉が、業務スーパーの激安・大容量アイテムと一緒に買えるようになるため、消費者にとっては嬉しいリニューアルと言えます。
2. 両社の沿革
それぞれのルーツを見ると、どちらも「小さな個人商店(あるいは牧場・スーパー)」からスタートし、独自の強みを尖らせて成長してきた歴史があることがよく分かります。
有限会社 藤増ストアー の沿革(地元・出雲の和牛の名門)
藤増(ふじます)の歴史は、島根県出雲市で「しまね和牛」の品質にこだわり続けた歴史そのものです。
1971年(昭和46年):創業。鮮度と品質にこだわった精肉と食品販売からスタート。
1976年(昭和51年):「藤増牧場」を創業。家畜への深い愛情から、繁殖から肥育まで一貫して手がける体制を整える。
1987年(昭和62年):島根県で開催された「第5回全国和牛能力共進会(肉牛の部)」にて、藤増牧場の黒毛和牛が島根県初となる最高賞「内閣総理大臣賞」を受賞。これにより「しまね和牛の藤増」としてのブランドを不動のものにする。
その後:直営の「藤増ストアー」や「焼肉処 藤増」などを出雲市内で展開。地元密着の「お肉が美味しいスーパー」として信頼を築く。
2026年6月18日:知井宮店を改装し、「生鮮&業務スーパー知井宮店」としてリニューアルオープン。
株式会社 神戸物産 の沿革(「製販一体」で急成長したメガチェーン)
業務スーパーの本部である神戸物産は、兵庫県の小さな食品スーパーから始まり、今や全国1,100店舗を超える東証プライム上場企業へと大躍進を遂げました。
1981年(昭和56年):創業者・沼田昭二氏が、兵庫県加古川市で食品スーパー「フレッシュ石守(いしもり)」を開業。
1985年(昭和60年):有限会社フレッシュ石守を設立(法人化)。
1992年(平成4年):中国に自社グループ工場を設立。ここから「海外で自ら製造して直輸入する」という独自のビジネスモデルが始まる。
2000年(平成12年):現在のマスターフランチャイズ体制をスタートさせ、兵庫県三木市に「業務スーパー」FC1号店を開店。
2001年(平成13年):社名を「株式会社神戸物産」に変更。
2006年(#平成18年):大阪証券取引所(現・東京証券取引所)に株式を上場。
2021年(令和3年):日本の全47都道府県への出店を達成。
2022年(令和4年):全国の「業務スーパー」が通算1,000店舗を達成。
2026年現在:全国に1,130店舗以上を展開。島根県内では今回の知井宮店が3店舗目の出店となる。
藤増ストアーの「しまね和牛」ブランドと、神戸物産の「圧倒的コストパフォーマンス」が合体する知井宮店。オープン後の売り場がどう盛り上がるか非常に楽しみな展開ですね!
業務スーパーのフランチャイジー別売上高について
□神戸物産(フランチャイザー)5,078億58百万円
□フランチャイジー(業務スーパー以外の売上含)
・G7スーパーマート 1,237億円(2025年,業務スーパー)
・佐竹食品 961億円(グループ計,2025年)
・エブリイ 1,154億円(2025年)
・マキヤ 864億円(2025年)
・オーシャンシステム(フランチャイジー)910億円
・良知経営(旧パスポート)693億円(2025年)
・ボトルワールドOK(桶谷HD)405億円(2022年)
・プラス(よってって市場) 233億円(2025年)
・奥田商店(ケント、他) 200億円(2025年)
・フレッシュフーズファクトリー137億円(2025年)
★“日本型キャッシュ&キャリー”スタイルのスーパーマーケット。
※キャッシュ&キャリー(C&C)とは現金購入持ち帰りの方式を採用したスタイルの店。ディスカウントスーパーではない。
“日本型”とは現金以外の、例えばクレジットカード等の支払い方法や会員以外の一般客も購入できるという点で海外のC&Cとは異なる特徴を持つ。
C&Cは「安くて良い品」なのか「それなりの(原材料)品質だから安い」のかを“自分の目で商品の質と価格を見極められる人”のための店だが、業務スーパーは一般客でも気軽に利用できるのが特徴。
基本、業務用としてのボリュームを維持しつつも一般客でも利用しやすいような配慮をした商品提案。
運営は全国各地のフランチャイジー各社によって微妙に異なるため、その違いをみつけるのもマニアの楽しみ。
神戸物産のSPA(製造小売業)的商品開発&国内製造拠点確保によって商品の安全性を高度に担保する努力には敬意を表するが、私的利用の場合は裏面の使用原材料、特に食品添加物や製造場所を確認してから購入するようにしている。
◇業務スーパーに関する全食彩品館記事一覧
★印は訪問記
・2025/05/27業務スーパー南寺方南通店(ボトルワールドOK)
・2024/10/01業務スーパー朝日町店(島根県松江市)
・2024/10/01生鮮業務スーパーエブリィ松江店(海星ムサシ)
・2024/09/18業務スーパーTAKENOKO枚方田口店
・2024/09/03業務スーパーTAKENOKO吹田原町店
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