蔵出し味噌,麺場田所商店豊橋店(愛知県豊橋市)2025年7月2日オープン,トライインターナショナル,「暖簾わけ店」から「FC店」へ。

2025年6月1日

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・7/2蔵出し味噌麺場田所商店豊橋店

愛知県豊橋市花田町荒木45-１
企業HP　
店舗HP　
開店日2025/07/02
記録日2025/05/31(紹介記事6/1)

◇出店地付近の地図

▢トライインターナショナル

株式会社トライ・インターナショナル
本社　千葉市
東京本社　東京都千代田区
蔵出し味噌麺場田所商店
売上高(20225/06HPデータ確認時、2013年実績)
・チェーン売上高　14,242百万円
　(海外売上高　百万円1,158百万円)
・店舗数(2014年11月データ)
　日本国内　180店、海外10店

味噌にこだわりを持ち、その味噌の魅力を広めたいという強い想いをHPを読むと伝わってきます。
まずはいつものように㈱トライ・インターナショナルのHPで沿革を確認。
・2003年　千葉市で(有)トライ設立
・2003年　味噌屋庄助（直営)開店
・2004年　FC全国展開
・2005年　蔵出し味噌麺場田所商店(直営)開店
・2007年　㈱トライとして本社移転(千葉市若葉区)
・2008年　サンパウロに海外進出1号店　ラーメン和(カズ)
・2009年　蔵出し味噌麺場田所商店本店(直営)開店
・2012年　麺場田所商店　中原店(直営店)開店
・2012年　㈱トライ・インターナショナルとして千葉市美浜区移転
・2013年　田所商店 WBG店(直営店)開店
・2013年　Ramen Misoya Chicago(直営)開店
・2014年　麺場田所商店千葉北店(千葉市)
・2018年　国内100店舗達成
・2022年　丸の内営業本部(東京本社)

　上記の直営店の間にFC出店があり、海外（ブラジル、台湾、アメリカ、タイ、カナダ）にも出店している。
2014年以降、直営とFCの区分表示がないが、2023年データによると、156店のうち128店がFC店となっていて、FC店がメインとなっている。
当社の味噌ラーメンの特徴としては、北海道味噌・信州味噌・九州麦味噌・江戸前味噌・伊勢味噌等々、全国各地の味噌を店舗が選択してメニューにラインナップしていること。出店地域の特性に合わせて味が選べるという店側の事情と、いろいろな味を楽しめるということで、客のリピート利用にも期待できる。

面白いというか興味深いのは暖簾分けエリアの出店規制。以前、2016年の食彩品館実食記事で紹介した時には「(神奈川県・東京都・千葉県・埼玉県・茨城県・岐阜県・愛知県・三重県・福岡県・熊本県は新規受付を終了している」と紹介したが、現在の加盟店募集の受付終了エリアは「宮城県・岡山県・鳥取県・熊本県」となっているので出店条件が変更になった模様(2025年6月確認時)。

　さらに気になるのは「FC店」の収益予想だが、モデル例がHPに紹介されている。千葉県市川市の直営店。

・月商1,100万円
・月営業利益　180万円
・平均顧客単価　1,150円(2016年は1,020円)
・店舗席数　約30坪(36席)
・客数　平日350名、休日500名
・従業員シフト　平日6名、休日7名

　2016年に確認した時との違いは平均単価が少々、増えたくらいで、その他は2016年当時と変化なし。これはモデル店の収益(特に客数)が変化していないということなのか、あるいは客が定着化して変動しないということなのかは不明不知。
あとは、以前「暖簾分け」として表現していた出店タイプを「FC店」としているのもちよっとした変化点。

　自分が暖簾分け店舗を出店すると仮定してあれこれ数値だけで考察してみました。
営業利益率が16.36%ということで、さすがモデル直営店という印象があります。気になるのは直営店の実績を上げるための本部のバックアップ内容がどの程度加味された実績なのかが不明。FC店の仕入れ制限（食材調達の制約）も気になりますね。
ロイヤリティ無しでというのは魅力を感じます。
加盟金・契約保証金・店舗デザイン費で約350万円。さらに出店費用の金額(築工事費、内装工事費、厨房設備、レジ・売上管理システム、専用看板、装飾、食材、食器、備品等)を加えて推定すると、おおよその投資回収年数や累損解消年数も計算できますが、ネックはやはり長時間営業と人件費、そして集客。
シフト6人はおそらく8時間/人で計算されていると思われますがその雇用形態の内容も気になります。
平日350名で土日500名を36席で回転させるための作業シフトだけでなく、近隣の競合状況や世帯の外食消費金額も調査しないと・・・。
いろいろ考えすぎると迷うなあ。

　以下、2016年当時の食彩品館記事から一部抜粋。
～いろいろと調べていたら面白いデータが出てきました。「一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会https://fc-g.jfa-fc.or.jp/の要請に基づき、中小小売商業振興法（以下小振法という）及び中小小売商業振興法規（以下施行規則という）並びにフランチャイズシステムに関する独占禁止
法上の考え方について（以下フランチャイズガイドラインという）、に従って当社が作成」したという2016年7月29日付の㈱トライ・インターナショナル社資料が出てきました。
その資料によるとモデル店の売上数値が30%程下がってますね。でも営業利益率は15%とモデル店とほぼ同等。年度途中で契約終了した加盟者の店舗数なんかもわかるようです。加盟者に対するあっせん品は味噌類、麺類、餃子、スープ類、タレ、調味料、その他本部が指定する食材。
なるほど。いろいろと調べるとわかってきますね～

　現在は2022年に一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会https://fc-g.jfa-fc.or.jpにて公開された資料を閲覧することができます。
　　公開資料　

　そこでの数値は以下の通り。()内はHPモデル数値。
・月商　700万円(モデル1,100万円)
・月営業利益　85万円(モデル180万円)
・平均顧客単価　1,000円(モデル1,150円)
・店舗席数　約40坪(モデル30坪・36席)
・客数　200名～250名
(モデル平日350名、休日500名
・従業員シフト　平日6名、休日7名
・契約時　300万円(他に店舗デザイン費用50万円)
・賛助金　3万円/月(2016年は1万円)
・加盟社に販売又はあっせんする商品の種類
　味噌類、麺類、スープ類、タレ、調味料、その他
・商標・商号
　田所商店、蔵出し味噌らーめん、味噌は日本人の宝物

いずれにしても、FC出店が増え続けているということは出店社側にとっても魅力的ということでしょうか。

▢トライインターナショナルに関する記事一覧

・2025/06/01麺場田所商店豊橋店

・2024/02/07麺四朗西尾店(愛知県西尾市)

・2023/12/15麺場田所商店イオンモール柏店

・2022/10/03麺場田所商店ゆめタウン夢彩都店

・2022/05/18蔵出し味噌麺場田所商店大府PA下り店

★・2019/05/05麺場田所商店豊田店山形味噌

★・2017/12/09麺場田所商店豊田店北海道味噌

★・2016/11/26麺場田所商店壱康大垣店
　(企業の沿革と直営とFC、蔵出し味噌一六)

★・2015/12/29蔵出し味噌一六(名古屋市)北海道味噌

◆外食産業　売上高ランキング

順位　社名と決算期(年/月)売上高(単位百万円)
1　ゼンショーHD(24/3) 965,778
2　日本マクドナルド(23/12)381,989
3　すかいらーくHD(23/12) 354,831
4　FOOD&LIFE CO(23/9) 301,747
5　コロワイド(24/3) 241,284
6　トリドールHD(24/3) 231,952
7　くら寿司(23/10) 211,405
8 吉野家HD(24/2) 187,472
9 サイゼリヤ(23/8) 183,244
10 ｸﾘｴｲﾄﾚｽﾄﾗﾝﾂ(24/2) 145,759
11 ドトール日レス(24/2) 140,625
12 ロイヤルHD(23/12) 138,940
13 松屋フーズHD(24/3) 127,611
14 日本KFCHD(24/3) 110,685
15 不二家(23/12) 105,534
16 王将フード(24/3) 101,401
17 モスフード(24/3) 93,058
18 物語コーポ(23/6) 92,274
19 カネ美食品(24/2) 87,107
20 ワタミ(24/3) 82,302
21 カッパクリエイト(24/3) 72,196